岩谷十三仏
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所在地:山口県下関市豊浦町川棚 中小野
  JR山陰本線 川棚温泉駅の北東 6kmです。

  川棚温泉駅から 262号線を 5kmほど北上すると、バス停「岩谷口」に案内板があります。
そこを右折すると中小野・岩屋という 山あいに集落の公園?があり、大小の岩を積み上げた岩場に小振りな十三仏があちこちに立ち並んでいます。

  仏教では、故人を更なる成仏へと導き守護してくださる仏・菩薩を十三仏と云い、初七日から三十三回忌まで計十三回の追善法要を行なっています。

  また、この世とあの世の間に中陰という 49日間の世界があり、七日ごとに仏さまが入れ代わり仏の世界を教え、極楽行か地獄行かの判定を閻魔大王が下すとしています。

  死後の世界を守る十三仏信仰は鎌倉時代からと云われており、初七日から三十三回忌までの忌日と各仏尊の関係は下記としています。

  初七日                不動明王
  二七日(ふたなのか)        釈迦如来
  三七日(みなのか)          文殊菩薩
  四七日(ししちにち)        普賢菩薩
  五七日(ごしちにち三十五日)   地蔵菩薩
  六七日(ろくしちにち)        弥勒菩薩
  七七日(しちしちにち四十九日)  薬師如来
  百ケ日                観世音菩薩
  一周忌                勢至菩薩
  三回忌                阿弥陀如来
  七回忌                阿閃如来
  十三回忌               大日如来
  三十三回忌             虚空蔵菩薩


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