かって長安と呼ばれた 古都西安は、シルクロード東の起点 東西文化の集積地として栄え、紀元前 11世紀の周の時代から 2000年間 10を越す王朝が ここに都を構えた。
このシルクロードをたどると やがてローマに行き着くという。 物だけでなく 文化・芸術などの交流が盛んに行われ、世界三大宗教?の 仏教,イスラム教,キリスト教は、インド,ペルシャ,ローマから この地を窓口として拡がったともいわれています。
西遊記でおなじみの三蔵法師が、更なる奥義を求め決死の覚悟で天竺(インド)への旅に出立したのが ここ西安でした、そして阿倍仲麻呂,空海が はるばる海を渡り この地で学んだという。 西安は 文化遺産あふれる魅惑の街です、中国 4000年 歴史の重みを 日本人との接点を介して興味深く感じさせてくれます。
西安の見どころ
大雁塔 (下段左2枚)
いわずと知れた三蔵法師ゆかりの塔です。 基底部の一辺 25m 高さ 64m、きつい階段ですが 最上部まで登り市内を一望する眺めが素晴らしいです。
三蔵法師は苦労の末インドから大量のサンスクリット語教典や仏像を持ち帰りました。
そして 翻訳した膨大な教典を安置する場所として、大雁塔が建てられたと伝えています。
西安碑林 (上下段右各2枚)
書道家憧れの場所?、石碑は何千年も文字を伝え続けてきました。
文字どおり 碑が林のごとくでした。 歴代の名筆を刻んだ石碑を集め 中国の書の宝庫といわれています。
碑から拓本(碑面に紙を貼り、タンポに墨を少し付け 彫刻面の周りを叩きながら 写し取る)を取っていました。 土産用?.....
華清池 (上段左2枚)
揚貴妃と玄宗皇帝のラブストーリーで有名な街です。
息子の妻だった揚貴妃を奪い 秦の時代から温泉で有名なこの地で 幻想的な毎日を過ごしたとか、あやかりたい。
揚貴妃が入ったという湯殿を前にして、優雅な美女の .....
兵馬俑抗 (下段中央 レプリカです)
秦の始皇帝(紀元前259年〜前210年)は中国を統一した最初の皇帝で、自分の死後を守るために 等身大の陶製兵士数千体の軍団を作ったとされています。
騎馬兵や歩兵などが整然と隊列を組み、いかにも始皇陵を守護している感がします。
鎧甲を着た精巧な作りで 同じ表情のものはなく、埋もれていた 周りの土を取り除いたままの展示でした。
秦始皇帝の陵墓は兵馬俑抗の西 1.5kmとの説明でした。
1974年 井戸掘り中に偶然発見され ”20世紀考古歴史上の偉大発見の一つ” ともいわれています。
ここも、撮影禁止でした。 敦煌のカメラ持込禁止は理解できたのだが........ |