アユタヤの旅
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バンコクから北に 80km、アユタヤの街は 四方を川に囲まれた島の中にある。
1350年スコータイ王朝の都市国家の一つが独立してアユタヤ王朝を開いた。
  古代から交易の中心地だったこの街は、国際的な都市として 隆盛をきわめていたが、1767年ビルマ軍(現ミャンマー)の進攻と徹底した破壊によって終わりを告げたという。
そして、王朝はトンブリー,バンコクへと都を遷し アユタヤは遺跡の街と化した。
しかし、その遺跡は過去の栄華を今に伝えており、いま 世界遺産に登録されている。

  アユタヤの繁栄期に邦人 山田長政がこの地で活躍したとか、喧騒と活気あふれる バンコクとは異なり 静かな街です。

アユタヤの見どころ
ワット・プラ・スィ・サンペット ...........上段の左2枚
  王宮跡の隣にあるアユタヤのシンボル的な寺院です。
バンコク朝初期に 3基の塔が再建され、今 ライトアップされた幻想的な姿で 観光パンフレットの表紙を飾っています。
  王宮跡は特に観るべきものは無く 完璧に破壊されています。

ワット・ロカヤ・スタ ...........上段の右2枚
  街の西側にあるワットですが 建物は跡形もなく破壊され残っていません。
広々とした野原? 炎天下に ゴロリと昼寝する大涅槃仏があります。
実にのどかな雰囲気で 愛嬌のある顔に親しみを感じます。 全長が 28mもあるらしい。
  この国へは 5回、そして この涅槃像が懐かしく 3回この地に足を運んでしまった。

ワット・ヤイ・チャイ・モンコン...........中段・下段の全て
  バンコク方向への道を出てすぐにあります。 1357年建立のワットで 中央の高さ 72mの塔は1592年 ビルマ戦での戦勝記念塔らしい。 
ワット周囲には数えきれぬほどの仏像が並び、境内の大きな涅槃仏がスバラシイ!!

日本人町跡
  アユタヤの街を囲む川の出口すぐの川縁にある 小さな公園に、日本人町跡の石碑と土産屋さんがあります。
多くの日本人観光客の姿を見たが、観るべきものは何も無い。




  昨日(2010.1.4) NHKBSで 「ビルマの竪琴」 を再放映していた。

  20数年前、同じ映画で見た大涅槃仏ですが、思わず アユタヤの涅槃仏だ!!と叫んでしまった。  20数年前に映画を見たとき、強く何かを感じていたのだろう、この国へは公私合わせて 5回渡航 5ヶ月ほど滞在したが、「ビルマの竪琴」 に登場した大涅槃仏と知らずに 3回も会いに通った。

  この映画、ここ アユタヤがロケ地でした。

  アユタヤには、ワット・ロカヤ・スタとワット・ヤイ・チャイ・モンコンに大涅槃仏が あります。
映画に登場するのは、ワット・ロカヤ・スタ寺院跡の広場に横たわる大涅槃仏です。
  ワット・ヤイ・チャイ・モンコン寺院境内の大涅槃仏は登場していませんが、寺院建屋城壁?に立ち並ぶ仏像が写し出され、懐かしい風景を堪能しました。


ミヤンマーの旅